三重県桑名市は名古屋からのアクセスも良く、約6万世帯、14万人以上が暮らすベッドタウンです。令和3年2月には、「市民サービス」「まちづくり」「行政運営」においてデジタルファーストで取り組み、誰ひとり取り残さない持続可能なまちづくりを推進するとして、「桑名市デジタルファースト宣言」がなされました。
今回は、旗振り役として AI や RPA の活用にも取り組んでこられた、桑名市役所 デジタル推進課の川村伸也様にお話を伺いました。(インタビュアー:株式会社日本ユニテック 太田紀子)
ー まず初めに、RPA を導入しようと思われたきっかけを教えてください。
川村様: 定型業務を軽減することで、職員が付加価値の高い業務に専念できる環境を作り、それによって市民サービスの向上および業務効率化の実現を目指すことを方針としており、導入を検討することになりました。
ー それで川村様を中心に RPA ツールの検証から始められたのですね。UiPath を採用されていますが、どのようなステップを踏まれましたか?
川村様: 平成30年に BPR を行い、業務の見直しと、どの業務に RPA が適しているか検討しました。また、ソフトウェアについて、費用や機能、運用を検討した結果、WinActor と UiPath が当時の候補となりました。動作速度や繰り返し処理の作りやすさ等考慮した結果、UiPath を採用することにしました。
ー UiPath はグローバル、国内共に RPA ツールのシェア No.1 ですね。多くのユーザーが使っているということは、それだけ教育やノウハウも充実している点が採用のメリットであると私も感じています。
ー 数ある UiPath 関連のセミナーの中で弊社のトレーニングをお勧めしてくださいましたが、どのような点が良いと感じていただけたポイントだったのでしょうか?
川村様: まず私自身が参加してみて、講師の説明が大変わかりやすかったです。少人数制でしたので質問もしやすく、テキストに載っていない便利機能などの小ネタも教えていただけて大変ためになりました。それで、庁内で受講を希望する職員たちにお勧めすることにしました。
ー おっしゃる通り、最初に川村様が受講してくださいましたね。コロナ禍になって2020年4月からオンラインでセミナーを開催するようになりましたので、遠方の皆様にもご利用いただくことができ大変嬉しく存じます。
日本ユニテックのオンラインセミナー「UiPath セミパーソナルトレーニング」の受講風景
ー 最後に、トレーニングを受けられて、今後どのように桑名市での RPA プロジェクトを進めていかれるご計画でしょうか。
川村様: 昨年度と同じようにトレーニングの受講を推進していこうと考えています。また、昨年トレーニングを受講した職員等からの要望や習熟度を踏まえて、開発カウンセリングサービスも検討しようと思います。
ー 是非、今後も桑名市の RPA への取り組みに伴走しながらお役に立てますようサービス向上に努めてまいります。インタビューにお答えくださり、ありがとうございました。